木工教室その5 BQ小屋を作る

BQ小屋を作るって?

お前さんは気でも狂ったのかい。

一年に1度が2度しか使わないだろうにそんなものを作ってどうするんだい。


との声が聞こえてきます。 

それではぼちぼち言い訳から始める事にしましょう。 (この色の書き込みは建築基準法上の解釈です。

まずは規模から説明しましょう。

図左は南面から北を向かって見たもの、図右は西からでも東からでも同じに見える図

梁行き2m、桁行き1.82mでほぼ正方形の建物になります。(柱の中心から中心までを言います)

材料は極一般に市販されているものと間伐材等の利用です。

土台は一応桧材、その他の木材は杉材としました。基礎はベタ基礎、コンクリートブロック1段積み

屋根はガリバリュウム鉄板波板、工事費は後で公開を予定しています。

さて、完成後は夏休みに子供達や孫達が帰ってくればこの小屋でバーベキューウをする事もあるでしょう。

私達もたまにはこの小屋で焼肉をする事も計画しています。

室内で焼肉という事も考えられるのですが油が飛び散り片付けも大変、臭いもこもって大変。

又、お近くでバーベキュウや焼肉パーティーをしたいというお方にはご自由にお使いいただけるように・・。

それでも1年のうちで30日も使う事はないでしょう。

そこで夏には私達、二人と一匹の昼寝の場所、または夕涼みの場所となります。

一番多い使い道は野菜の苗作りの場所になるでしょう。

自由に日当たりや雨をしのぐ事もできますし温度管理もしやすく雨具なしで種まきも可能となります。

おっと一番肝心な事を忘れていました。

それは私の暇つぶしの時間を作る事なんです。

これを見て我が家にもほしいというお方にはお造り致しますよ。

ただし、私の時間つぶしであり、間伐材が手に入った時ですので工期についてはその都度変わります。

それでは工程を順次公開していきましょう。(小さいですが一般の建物と工程は変わりません。)

我が家の場合、この建物には許可申請は一切要らない場所です。(順次説明します)



ベタ基礎厚み10cm やり方で位置を出して10cm幅の板で型枠を作ります。

捨てコン約4cm 固まれば正確な位置を捨てコンの上に線を引いたり出来る様になります。

墨だし、配筋 捨てコンの上に墨だしして配筋をします。ブロックの位置にはタテ筋を入れました。



この写真は西から東を見て撮影しています。

ベタ基礎にはΦ5.5mm、150mm角のワイヤーメッシュを全面に敷き詰めました。

ブロックの立ち上がり部分にはΦ4mm鉄筋2本をワイヤーメッシュから結束して立ち上げました。

コンクリート量は厚み10cm*梁行き210cm*桁行き191cm=約0.5立方メートルでしたので

写真のような箱で手練としました。 型枠内で練る事で一切のロスもなく総てに楽な工法となりました。



南から北を向いて撮影しています。最終的には型枠一杯までコンクリートを入れました。 

捨てコンの上に配筋した事でベタ基礎の高さのほぼ中心に配筋する事ができました。



土間のコンクリートが完全に固まらないうちにブロックを積みました。 アンカーボルトはブロックタテ筋に結束しています。

そうする事でブロック積みの為のモルタルが不要となります。(上の写真は基礎工事の完成写真)

土間の強度は乗用車のガレージ床とほぼ同等になります。



1月6日撮影 時間を持て余して間伐材があった事から建物より先に椅子が完成しました。椅子は下のブロックごと別々に移動できます。

ここまで平成23年1月9日公開  のんびりと工事は進みます。完成は7月上旬の予定です。  次回へ続く

国東発@k−plan
へ  k−planの木工教室へ  k−planのTOPページ

inserted by FC2 system