木工教室その5 BQ小屋を作る その2
7月完成まであまりにも時間がありすぎですのでほんの少しだけ勉強しませんか?
遣り方について
下の写真は前回公開した遣り方と型枠です。
遣り方は少々位置のずれがあっても問題はありませんが高さの誤差は許されません。
遣り方の高さが高さの総ての基準だからです。
今回の場合、建物が小さい事から4隅だけの遣り方になりましたが大きい建物であれば
同じように広い範囲を囲う遣り方が必要となります。
型枠について
型枠は上端を水平にする事で簡単にしました。
一般的な建物では型枠の高さがある事や、部分的に高くしたり低くしたりする事から
一番高い所に合わせるように型枠を組み、各部分ごとに基準点(遣り方)からの高さを出して
コンクリート天を決める方法をとります。
又、今回の場合面積が小さく単純な形であることから平面寸法から壁厚さの分を足して
別の場所で型枠を作り現場で高さ、位置等の調整をしました。
平面が長方形ですので一辺を固定し、対角線を同じになるように調整して固定する事で完成でした。
今回の建物では羽子板ボルトをアンカーボルトとして利用しました。
当然の事ですが建物の規模が小さい事から可能になったという事です。
羽子板ボルトは土間のワイヤーメッシュから結束されてつながっています。
上の写真は羽子板ポルトです。 左の写真を見ればお正月に羽根つきをする時に使う羽子板に見えませんか?
又、右の写真の短いボルトの事をかんざしポルトといいます。
この様に建築に関係する言葉には普段使われている言葉が沢山使われています。
ここまで平成23年3月17日公開 のんびりと工事は進みます。完成は7月上旬の予定です。 次回へ続く
国東発@k−planへ k−planの木工教室へ k−planのTOPページへ