木製火鉢の修復

製作後100年ほど経過しているであろう木製火鉢の修復作業をする事になった。



この火鉢は小降りであるが素晴らしい指物技術が見られる最高級品の作品であります。

材質はケヤキ。一度修理した跡が見られたが少々手抜きの修復でありました。

使い方が悪かったのかあちこちが焦げていた。 あちこちが欠けていた。

その一つ一つによく似た木材を張り付けて行く。

一か所貼れば、次の仕事までに最低24時間は何もできない。



一つ一つの部材を外して新しく作り取り付けると言う行程である。



塗装を始めたが前回の修復作業で釘跡を補修した跡が目立つと言う事態になった。

そこで材料があるなら交換したいと申し入れた所、材料があるという事で交換する事にした。



部材を取り外し新しい材を取り付ける。



取付完了し下塗り塗装した。



新しく取り付けた木材は色合いが合わない事から木材着色料を調合して

出来る限り色を合わせる工夫をした。



まだまだやる事はあるがこれで完成とする事にしよう。


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